減量中の人は「減量をもっと早く進めたい」、「もっと楽に減量したい」と常々思いながら、日々の食事制限や筋トレを行なっていると思います。
もしあなたが減量中にプロテインを飲んでいるとしたら、減量中プロテインを飲まない方が減量が進むかもしれません。
今回は減量中にはプロテインは飲まない方が良い理由を解説していきます。
減量をもっと早く進めたい、減量がうまくいってないという人には見ておいて欲しい内容です。
✅目次
減量中はプロテインは飲まない方が良い!?

先ほどもお伝えした通り、減量を加速させて行きたいのならプロテインは飲まない方が良いです。
「プロテインを飲まない方が良い」論にはしっかりとした理由があり、実際にコンテストに出る選手は減量が始まったらプロテインを一切飲まない人もいます。
減量中プロテインを飲まない方が良い5つの理由
減量中プロテインを飲まない方が良い5つの理由はまずは以下の通りです。
・DITによるカロリー消費が少ない
・満腹感が得にくい
・食事の場合、他の栄養素も一緒に取れる
・食事をプロテインにしているとストレスが溜まりやすい
・吸収が早いため、カタボリック状態になるのが早い
それぞれ解説して行きますね。
DITによるカロリー消費が少ない

プロテインを飲まない方が良い理由の1番大きな理由の一つが固形物での食事に比べて消費カロリーが少ないということがあります。
プロテインは飲んだ後、固形のたんぱく質に比べ消化に時間がかからず、素早く体内に栄養を送り込むことができる特徴があります。
もちろんこれはプロテインのメリットでもありますが、減量中の食事においてはデメリットにもなりえます。
これは「DIT(食事誘発性熱産生)」に関係してきます。
DITとは、「1日の消費カロリーのうちのおよそ1割は食事をした後の消化吸収等の胃腸を動かすためのエネルギー消費」のことです。例えばご飯を食べた後体が熱くなること経験をしたことがあると思いますが、これはDITが関係しているからです。
そのため食事で消費されるカロリーは「プロテイン<固形物での食事」となるので、消費カロリーはプロテインよりも多くなるのでプロテインよりも食事からタンパク質を摂る方が良いでしょう。
朝、プロテインしか飲まない、間食などはプロテインでタンパク質を補給しているという人は鶏胸肉や魚、卵などの固形物でのタンパク質にすると減量を加速していくでしょう。
満腹感が得にくい

プロテインは消化が早いため、食事に比べて空腹になりやすくなります。
空腹感を感じてしまうとお腹が空いてついつい食べてしまう原因にもなるので、減量中は空腹感をなるべく感じないようにするのもポイントの一つです。
僕は減量中にたんぱく質をプロテインのみの日と逆に肉だけの日を作り、両方比べてみましたが、プロテインのみで過ごした日はすぐにお腹が空いて、次の食事の時間にならないかずっと考えていました。
このようにプロテインからたんぱく質を摂るのは満腹感が得にくいためあまりオススメできません。
食事の場合、他の栄養素も一緒に取れる

プロテインはタンパク質を効率よく摂るためのサプリメントです。
そのため、固形の食事よりは脂質や糖質を抑えられるかもしれませんが、プロテインでは摂れない細かなビタミンやミネラルなど様々な栄養素が減量中であればかなり重要になってきます。
これは体感ですが、プロテインばかり飲むよりも食事でしっかり栄養を摂る方が筋肉の張りも良く、筋トレも元気に行うことができます。
食事をプロテインにしているとストレスが溜まりやすい

食事をプロテインにしていると、「減量終わったら何を食べようか」、「こんなものが食べたい」など思いを馳せて、どんどん食べれないストレスが溜まっていきます。
減量中こそ食べるものを工夫して毎食美味しく食べるようにすると食によるストーレスがかかりづらくなります。
吸収が早いため、カタボリック状態になるのが早い

プロテインは飲んでから1時間くらいで消化されてしまいます。
対して固形物の場合は3〜5時間くらい時間をかけてゆっくりと消化されます。
そのため固形の場合は3〜5時間の間ゆっくりと栄養が吸収されているため、持続的に栄養が補給されている状態になります。
エネルギーがない状態が続くと筋肉が分解されやすくなってしまうので、プロテインを飲むよりも固形物からタンパク質を摂る方が良いでしょう。
食事からとれない場合はプロテインバーもオススメ
全て食事からタンパク質を摂るのは忙しいサラリーマンや食べる時間がない人にとっては難しいかもしれないので、その場合は、プロテインバーを活用するのもおすすめです!
プロテインバーはプロテインに比べ吸収は遅くなので空腹にはなりにくいのでDITも上がり、消費カロリーをあげることができます。
しかし、プロテインバーには脂質や糖質なども入っているので減量中は食べ過ぎに注意してください。
筋トレ後はプロテインを飲んだ方が良い
トレーニング後は固形の食事よりもプロテインの方がオススメです。
トレーニング終了後はいち早く筋トレで酷使した筋肉に栄養を送り込んで、筋分解を抑え筋肥大に備えなければなりません。
特にトレーニング後の栄養補給は筋分解を抑える役割が大きいです。
ここで固形物をとってしまうと吸収が遅いためすぐに筋肉に栄養を送り込むことができないので、トレーニング後は吸収の早いプロテインを飲んで筋肉に栄養をいち早く送り込みます。
筋トレ終了後プロテイン→その1〜2時間後に食事から栄養を摂れると申し分ないです。
食事からタンパク質を摂る際の注意点
では、実際にプロテインを飲んでいたところを食事からタンパク質摂るようにした場合、以下の2つに注意してください。
・脂質の多いたんぱく質は避ける
・食べる量をしっかり計る
脂質の多いたんぱく質は避ける
プロテインは脂質や糖質はすごく抑えられているので、食事に変更した場合、特に脂質が多くなりがちです。
なので脂質が少ない、鶏胸肉やささみ、牛ヒレ肉、マグロやタラなどを食べられると良いでしょう。
食べる量をしっかり計測する
また、プロテインは一回分の量が決まっているので摂り過ぎはそうそう起こりません。
しかし、食事の場合はついつい食べ過ぎてしまう場合もあるので、スケールなどで毎回量を計ってから調理をしましょう。
ちなみにプロテインがメーカーによって差はあるものの、大体一杯あたりタンパク質が20〜25gくらいです。
その量を摂ろうと思ったら胸肉であれば100〜150gくらいですので参考にしてください。
まとめ
減量中にプロテインを飲まない方が良い理由を5つ挙げましたか、今プロテインを1日に2回以上取っている人はプロテインを辞め、食事から摂るようにするとかなり減量は進みます。
しかし、いきなり全てをお肉や魚から摂るようにするのは、難しいと思いますので、まずは三食しっかり食事から摂るようにしていきましょう。
ちなみに食べる際は食べ過ぎや総摂取カロリーも気をつけながら設定したカロリーよりもオーバーしないように気をつけてください!
それではまた!