ダイエットをする時にMCTオイルが良いとなんとなくMCTオイルという言葉を聞いたことがある人も多いと思います。
今回はMCTオイルについて解説していきます。
✅目次
MCTオイルとは?
「MCT」の主成分は中鎖脂肪酸であり、ココナッツやパームフルーツに含まれる天然成分です。
中鎖脂肪酸100%の油のことをMCT(Medium Chain Triglyceride)といいます。
ちなみに話題のココナッツオイルには中鎖脂肪酸が約60%含まれています。
中鎖脂肪酸は分子の長さが約半分
ここで中鎖脂肪酸の説明をします。
油の特性は、油の主成分となる脂肪酸の種類や並びによって異なります。
ここで、脂肪酸を「長さ」によって分類すると、キャノーラ油、オリーブオイルやラードなどの一般的な油脂のほとんどに含まれる「長鎖脂肪酸」と、その約半分の長さの「中鎖脂肪酸」があります。
中鎖脂肪酸は一般的な油の約4倍早くエネルギーになる
中鎖脂肪酸は、長鎖脂肪酸に比べて長さが短いため、水になじみやすい特長をもちます。
そのため、水に溶けやすい糖などと同様に、小腸から門脈を経由して直接肝臓に入り、分解されます。
一方、長鎖脂肪酸の油は小腸から消化・吸収されたあと、リンパ管や静脈を通って脂肪組織や筋肉、肝臓に運ばれ、必要に応じて分解・貯蔵されます。
このように消化・吸収後の経路が異なるため、MCTは、一般的な油に比べて、4~5倍も速く分解され、短時間でエネルギーになることが特長です。
また、中鎖脂肪酸と長鎖脂肪酸の分解時間について、ヒトに中鎖脂肪酸と長鎖脂肪酸をそれぞれ投与して分解した脂肪量を測る実験を行なったところ、中鎖脂肪酸は約3時間で分解が最大となり10時間以内にはほとんど分解されたそうです。
このように中鎖脂肪酸はエネルギーに素早く変わり体脂肪にはなりづらい優秀な油なのです。
MCTオイルの使い方
コーヒーに入れる
朝コーヒーを飲まれる際にMCTオイルをスプーン1さじ入れます。
MCTオイル自体には味や香りがほとんどないため風味を損なうことなく手軽に摂取できます。
サラダにかける
サラダにかけることで手軽に摂取できます。
オススメはMCTオイルにお酢、塩、胡椒などを混ぜ自家製のドレッシングを作るとダイエットに最高のヘルシーサラダができます。
加熱はNG
MCTオイルを火にかけると白煙や泡立ちが発生するため、炒め物や揚げ物には使用はできません。
通常の油より発火する温度が低いため火災の原因にもなります。
MCTオイルはどこで買える?
MCTオイルはスーパーで購入することができます。
もしくはアマゾンや楽天などでも購入も可能です。
最期に
MCTオイルはエネルギーになりやすく分解も早いため体脂肪になりづらい油です。
脂質を抜くダイエットは肌の健康を損ないやすくホルモンバランスも崩れるため普段の脂質を少しづつMCTオイルにしていくと驚くほど減量が進みますよ。